2014-06-15

noir/NOKTA 道行き

来週末から始まる巡回展の後半。
今週は準備の日々です。



新谷仁美  /  森田春菜

 平面 / 陶立体

2014 .6.21  - 7.6
11:00 - 17:00 OPEN
※木曜休み

(静岡 伊豆長岡)


--------------------------------------------



搬入に時間のかかる私は、一足先に準備に向かいます。

もともとは木材小屋だったNOKTAのスペース。
天井も高く、大きな建物。
構造のおもしろさ。


前回FUUROとはまた全然違った設定が出来そうです。

何も無い、この場所にいるだけでも充分なくらい
すでに”この場の空気”がある。


-----------------------

さて。伊豆長岡までの道行きの、好きな行程。
たとえば・・・ ↓

最近のお気に入りは新宿-小田原をロマンスカーで。
早過ぎないこの列車は、景色もブレず”適度”な早さで
個人的懐かしさとともに、お気に入り。
小田原で東海道線に乗り換える。
これで熱海まで向かう。
この眺めを愉しみに、在来線に乗っているのです。
この辺りになると乗客も少ないので、姿勢を崩して振り返って眺めていても大丈夫。
コドモのように窓に張り付く。
三島から伊豆駿豆線に乗り換えてさらに20分。
伊豆長岡駅着。
ここからギャラリーまでは徒歩約10分。
東京から来ると、こういう景色が”別の地に来た”思いをくれる。
大通りからでない、中から行く道は近道でもある。
黒い板壁がnoir/NOKTA。
気持ちのよい庭が出迎える。
アマガエルややもり、ちいさなとかげなんかもいる。
思わず触れたくなってしゃがみこむと
小さいわたしに戻る。
この感覚はむかしに知っている。
この庭、いいなぁ。

と、いつも来るたびに思う。
さわやかな広葉樹と白い花をつける草木が中心に植えてある。
設計士でもあるギャラリーの平井さんらしい。
建物内にもアイビーが生い茂る。
ここの場らしい懐。
NOKTAの大きなアイコン。
これは丸太を切る機材。
上写真の大きなノコギリの刃が掛かる。 


noir/NOKTAのとなり、喫茶スペース。
いろんな本もゆっくり閲覧可能。
こうしていると、ゆっくり気づけば一日居られてしまう。

せいこさんの淹れてくれる飲み物は
いつも丁寧な味。おいしい。

---------------------

後半、FUUROでの後に制作したものも加わります。
今まで見たものがまた、ここで在ることでの様子も楽しみに。



ここならでは、のことが出来るように。
この場所に身を委ねて・